リヨセルとテンセルの違い、生地として使ったときの特徴など

指定外繊維ではリヨセルとテンセルが代表的ですが、実はこの二つは、名前が違うだけで同じ繊維です。

リヨセルはオーストリアのレンチング社の商標で、テンセルはイギリスのコートルズ社の商標でした。

別々の会社なので二つの名称が用いられていましたが、2004年に両社は合併しました。

その結果、テンセルはリヨセルのブランド名という形に落ち着きました。

特徴としては、繊維が柔らかく吸湿性に富んでいます。

また肌に吸い付くようで寝心地が良いので、掛け布団などの生地に多く使われます。

さらに適度な光沢感があり弾力性も十分です。

しかも強度も強いので、家庭での洗濯も可能となっています。

ただし摩擦に弱く、毛羽立ちや白化がしやすいというマイナスの特徴もあります。